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Clean up the Ocean!
海洋ごみ事業
Clean up the Ocean!海洋ごみは海の汚染、生物や環境などに多大な影響を与えています。ここ瀬戸内海もプラスチックゴミをはじめとした海洋ごみが年間総流入量4,500tあり、その多くは陸からの流入といわれております。
瀬戸内海における海洋ごみの収支
※回収量:海面(海底含む) 700t/年 【海面清掃船(国)200t/年、海面清掃船(港湾管理者)400t/年、漁協(海底含む)100t/年】
※回収量:海岸 700t/年 【漁協 200t/年、各種団体 500t/年】
出典:藤枝ほか(2010)、環境省調査(2007)
アクセス困難な海岸へ上陸船にて着岸
海洋ごみ回収
瀬戸内海は閉鎖性海域のため、多くのごみは周辺地域の山や町から、川などを通じて海へ流れてきものだと考えられ、私たち自身の問題といえます。ここ、ひなせうみラボのある日生諸島は瀬戸内海国立公園として優れた景観を誇るとともに、多様な自然や希少な生きものが残されており、私たちの食卓に豊かな魚介類をもたらすなど私たちの暮らしと密接に関係しています。この豊かな海を次世代に残していくためにも、海洋ごみ問題の取組みが必要となってきます。
海ゴミの回収活動は、海に流れ着いたゴミの分別から始まります。海底ゴミ、漂着ゴミ、漂流ゴミなど種類を分別することによって、ゴミはどこからやってきたのかをみんなで考えます。すると、スーパーのビニール袋、スプレー缶、洗剤の容器など、多くは町からやってくることに気づきます。生活の中で自分たちは何に気をつければいいのか、ということを考えるきっかけを与えてくれる体験です。
海洋ごみ啓発活動
ここ、ひなせうみラボでは海洋ゴミについてワークショップや映像を見たり、ひなせうみラボの下海岸でゴミ拾いをしたあと、そのゴミ(プラスチックや流木、シーグラス、貝殻など)を使ってアート作品をつくることができます。子どもたちの自由な発想で出来上がる作品にいつも驚かされます。アートを通じて海の大切さを知ってもらい、一緒に考えて次世代に豊かな海を引き継ぐように行動していきます。